新しいAGA治療薬・ザガーロ(デュタステリド)が発売されてから1ヵ月が過ぎました。去年の11月に発売のニュースが飛び込んで来たとき、多くの方からお問い合わせを頂いていただけあって、早くも多くの方がザガーロを服用、またはプロペシアから移行されています。
このアボルブ=デュタステリドをAGA(男性型脱毛症)治療薬として開発・承認されたのが「ザガーロ」です。
少し専門的な話になりますが、ザガーロは5α還元酵素阻害薬と呼ばれる薬剤です。5α還元酵素とは、男性ホルモンであるテストステロンから、より強力なジヒドロテストステロンに変換する酵素です。ちなみに、プロペシア(フィナステリド)も5α還元酵素阻害薬です。5α還元酵素にはⅠ型、Ⅱ型とあり、プロペシア(フィナステリド)はⅡ型のみの阻害薬であるのに対し、ザガーロはⅠ型、Ⅱ型の両方を阻害します。
Ⅰ型、Ⅱ型の両方を阻害するとあってプロペシアより高い効果が期待されています。また、デュタステリド(ザガーロ)の臨床試験ではフィナステリド(プロペシア)より発毛効果が1.6倍あるとの検証結果が出ています。
ザガーロ(デュタステリド)はプロペシア(フィナステリド)同様、早い方は約3ヶ月で抜け毛が減少し、うぶ毛の増加が見られる場合がありますが、通常は効果の確認ができるまで約6ヶ月の服用が必要です。
併用禁忌薬はプロペシア(フィナステリド)と同様にザガーロ(デュタステリド)にもありません。しかし、ザガーロに関しては併用注意があります。CYP3A4阻害作用を有する薬剤(リナビル等)が本剤の血中濃度が上昇する可能性があるため併用には注意が必要です。
また、AGA治療薬プロペシア・ザガーロを服用中は献血ができません。プロペシアは服用中止して約1ヵ月経過すれば献血は可能、ザガーロは服用中止して約6ヵ月経過後に可能です。
・服用中のお薬がある方は分かるようにしてご来院ください。
すでに多くの方がザガーロを服用し始めており、これまでプロペシアの効果で満足いかず止めてしまった方や、プロペシアで効果を実感できていない方はぜひザガーロをお試し下さい。
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